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『過ぎゆくもの』 (プロデュース)山本 容子

評価:
谷川 俊太郎/浅田 次郎他
マガジンハウス
¥ 2,057
(2007-10-14)

鉄道。私たちを遠くへ近くへ運んでくれるもの。
過ぎ去った、いとおしい時間へと運んでいってくれるもの。
はじめての土地に降り立ったときの高揚感、車窓におでこをくっつけて眺めた風景、あたたかな我が家へとむかう見慣れた家並み。逢いたい人が住む街、にぎわいの駅、さよならのホーム・・・。

この本は、「鉄道博物館」の開館を記念してつくられた、鉄道へのオマージュ・ブック。11人もの作家たちによる、書き下ろしエッセイ集です。
「鉄道博物館」のステンドグラス制作をまかされたという容子さんの絵が、それぞれの思い出を彩ります。動きや温度の感じられるどこかノスタルジックな彼女の絵からは、そこにある物語がほのぼのとした手触りで伝わってきてうれしくなるの。

がたんごとんがたんごとん・・・ 淋しさも愉しさも、夕焼けみたいにじんわり沁みる。

いくつもの心地よいエッセイが眠りを誘うようにつづき、このまま‘この列車’にいつまでもゆられていたい気分。
谷川俊太郎さんの詩がとにかくすばらしく、江國さんと小川さんのエッセイが大好きで、購入してからというものなんどもくり返し読んでいます。

プロデュース・絵――山本 容子
詩――『過ぎゆくもの―SL挽歌』 谷川 俊太郎
エッセイ――『走る音楽機械』 中沢 新一
        『沙漠の鉄路』 池澤 夏樹
        『「鉄道員」縁起』 浅田 次郎
        『汽車好きの原風景―宮脇俊三と昭和戦前』 関川 夏央 
        『山の駅』 池内 紀
        『宇野線のおばさん』 小川 洋子
        『内田百里乗っている』 湯川 豊
        『トーマス・クックとドモドッソラ』 江國 香織
        『夜汽車の行方』 辻原 登
        『銀河鉄道の駅弁』 嵐山 光三郎

Author: ことり
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