<< 『きんいろのとき―ゆたかな秋のものがたり』 アルビン・トレッセルト、(絵)ロジャー・デュボアザン、(訳)えくに かおり*prev
『アンジェリーナ―佐野元春と10の短編』 小川 洋子 >>*next
 

『クリスマス人形のねがい』 ルーマー・ゴッデン、(絵)バーバラ・クーニー、(訳)掛川 恭子

クリスマスが近づき、施設の子どもたちはそれぞれに休暇を過ごす家へ。
ひとりぽっちになって見知らぬ町に降り立つ女の子・アイビーと、おもちゃ屋さんで売れのこってしまったお人形・ホリー、それから、クリスマスの仕度をはじめる子供のいないジョーンズ夫婦。3つの場面がかわるがわるすすんでいく物語です。

クリスマス・イヴの朝。おもちゃ屋さんで、「今日こそ買ってもらわなくちゃ」とひそひそ話をしながらすごすおもちゃたち。
お人形にも気持ちがあること、運命の出逢いを待っていること、それらがごく当たり前のこととして物語のなかにあって、ぽこん、ぽこん、と顔をのぞかせる作者のやさしさをみつけては幸せな気持ちになりながら読みました。
アイビーのねがい、ホリーのねがい、ジョーンズさんのねがい。それらがちいさな偶然を生み、運命が動きだし、みちびかれる出逢い。心からつよくねがえば奇蹟は起こる、そんなふうに信じさせてくれる絵本って素敵ですね。
クーニーさんの美しい絵がほんとあたたかくて、クリスマスを祝う華やかな雰囲気をますます豊かに伝えてくれています。

(原題『The Story of Holly & Ivy』)
Author: ことり
海外カ行(その他) | permalink | - | -
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -