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『アクロイド殺し』 アガサ・クリスティー、(訳)羽田 詩津子

村の名士アクロイド氏が短刀で刺殺されるという事件がもちあがった。そのまえにさる婦人が睡眠薬を飲みすぎて死んでいる。シェパード医師はこうした状況を正確な手記にまとめ、犯人は誰か、という謎を解決しようとする。
六十余編のクリスティ女史の作品の中でも、代表作としてとりあげられる名作中の名作。独創的なトリックは古今随一。

以前から読んでみたかった名探偵エルキュール・ポアロのシリーズから、『アクロイド殺し』を。
トリックの性質上あまり多くを語ることができませんが、さすがクリスティー!とてもとてもおもしろかった。

犯人については読んでいるとちゅうから「ひょっとして、これって・・・?」と予測がついてしまい、個人的にはすこし残念な思いも。
だけどそれでも、魅力的なキャラクター(とくに語り手の姉・キャロライン)と緻密な伏線、真相へのポアロのアプローチ・・・圧倒的な筆力には文句のつけようもないというもの。ずいぶん昔(1926年)に書かれた本なのに、ちっとも色褪せていないのです。

フェアかアンフェアか。これはそんな物議をかもしてきた一冊だといいます。
私はといえば、だんぜんフェアだと思いました。
だってそうでしょう、「必要なデータはすべて与えられている」のだから・・・。

(原題『The Murder of Roger Ackroyd』)
Author: ことり
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