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『よるとひる』 マーガレット・ワイズ・ブラウン、(絵)レナード・ワイスガード、(訳)ほしかわ なつよ

評価:
マーガレット・ワイズ・ブラウン
童話館出版
¥ 1,365
(2009-01)

昼がこよなく好きな白い猫と、夜がこよなく好きな黒い猫のおはなし。
白い猫は、日だまりにまるくなっているのが好きでした。昼のぬくもりと昼のざわめきが好きでした。
黒い猫は、夜のしじまを歩くのが好きでした。やわらかな闇のなかにうかび上がるもののかたちが好きでした。
ある夜、黒い猫は、夜をいっしょに過ごそうと白い猫を起こします。白い猫は、あなたこそ昼をいっしょに楽しんでみてはどうかしらとこたえました――

白い紙のうえに、黒と明るい黄色だけで描かれたやさしい世界。
そこに猫たちの耳にとどくさまざまな音がひびきます。昼には、昼の音――ハチの羽音、車輪のまわる音、ご婦人がたが編み針を動かす音・・・。そして夜には、夜の音――のねずみの鳴き声、アマガエルの歌、草のかげで奏でる虫たちの音楽・・・。ワイズ・ブラウンさんの絵本を読むと、いつもありふれた物音がとてもすてきに感じられるから好き。世界じゅうの音たちに耳をそばだてたくなるの・・・。
さてさて。すれ違い生活を送っていた白い猫と黒い猫は、やがておなじときに眠り、おなじときに起きていっしょに歩きまわるようになります。昼のざわめきと夜のしじま、彼らはどちらをえらんだと思いますか?

(原題『NIGHT AND DAY』)
Author: ことり
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