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『ビルのふうせんりょこう』 ライナー・チムニク、(訳)尾崎 賢治

評価:
ライナー・チムニク
アリス館
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(1976-10-28)

主人公は、空をとんでみたくてまいにち空ばかりみあげている少年・ビル。
夢のなかでは翼がはえてとんでいけるのに、いつもそこで目覚めちゃう。
ふうせんを6こ買って屋根からとんでみたら、どしーん。足の骨が折れちゃった!
「ああ どうすれば もっとたくさんの ふうせんをあつめられるかな」
ビルはいいことを思いつきました・・・!

空の青さがとっても美しい絵本です。
これまで私が手にしてきたチムニクさんの絵本(絵物語)は、モノクローム線画だったり、色つきでもバックが白地だったりしたので、画面いっぱいに絵の具が塗られたこんなカラフルな絵本を手にしてちょっと興奮しています。
いろとりどりのふうせんたちと、抜けるような青空、きもちよさそうな白い雲のコントラストが素敵。空から見下ろした町の、首かざりのような夜の灯りも、朝日にかがやく積み木のような家々も・・・。
でも、うっとりしていたのもつかのま、町の人びとを騒動に巻き込んでいくのはやっぱりチムニクさんらしいところ。この‘らしさ’が好きなの、私!

(原題『BILLS BALLONFAHRT』)
Author: ことり
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