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『ちいさな曲芸師 バーナビー』 バーバラ・クーニー、(訳)末盛 千枝子

評価:
バーバラ クーニー
すえもりブックス
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(2006-06)

何百年もの間人々に語りつがれてきた「聖母マリアの曲芸師」の伝説を、新たな視点から解釈し、そこに宝石のような美しい絵を添える。ヨーロッパ中世の人びとのいきいきとした様子を描く。

「聖母マリアの曲芸師」のお話は、フランスでは古くから語りつがれ、よく知られているのだそうです。この絵本は、その伝説をバーバラ・クーニーさんが(お話の基本的なことはそのままに)書きなおし、美しい絵をそえたもの。
ご自身の息子さんを「バーナビー」と名づけるほどの思いいれで描かれた絵は、美しく気品にあふれ、そして厳かです。まるで中世の修道院からぬけ出てきたステンドグラスを思わせる佇まいで、ゴシック建築の大理石の模様や、「受胎告知」の頁でひらかれた写本など細部にいたるまで丁寧に描きこまれています。
神さまを信じ自分にできることをするバーナビー。その純粋さがもたらす奇跡。
神聖さのなかにもクーニーさんならではのやさしいぬくもりが感じられて、ほんとうに素敵です。

(原題『The Little Juggler』)
Author: ことり
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