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『ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ』 松浦 理英子、江國 香織、角田 光代、町田 康、金原 ひとみ、島田 雅彦、日和 聡子、桐野 夏生、小池 昌代

評価:
江國 香織,松浦 理英子,角田 光代,金原 ひとみ,桐野 夏生,小池 昌代,島田 雅彦,日和 聡子,町田 康
新潮社
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(2008-10-31)

九人の現代作家たちがつむぎ出す、それぞれの『源氏物語』。
全五十四帖のうち、『帚木』『夕顔』『若紫』『末摘花』『葵』『須磨』『蛍』『柏木』『浮舟』の九つの物語がよそおい新たに展開します。

原典の空気感をそこなわず現代語訳されているような‘正統派’から、ところどころはリンクさせつつまったくの‘現代劇’として生まれ変わっているものまでさまざま。どのお話も構成や文章などに、それぞれの作家さんらしさが出ていて楽しめます。
なかでも抜群におもしろかったのが町田さんの『末摘花』。なんといっても町田節が炸裂で、千年も前の物語がすっかり町田文学に。これは‘正統派’でもなければ‘現代劇’でもなく、いってみれば‘原典を町田語訳した’感じなのがほんと最高。まさか『源氏物語』で笑えるなんて思ってなかった!
光源氏の人格から変わってしまっていて(大阪の兄チャンふう・・)、これにはお空の紫式部さんもきっとびっくりなはず。

『帚木』 松浦 理英子
『夕顔』 江國 香織
『若紫』 角田 光代
『末摘花』 町田 康
『葵』 金原 ひとみ
『須磨』 島田 雅彦
『蛍』 日和 聡子
『柏木』 桐野 夏生
『浮舟』 小池 昌代
Author: ことり
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