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『ゆっくりさよならをとなえる』 川上 弘美

評価:
川上 弘美
新潮社
¥ 1,470
(2001-11-24)
「いままでで一番多く足を踏み入れた店は本屋、次がスーパーマーケット、三番めは居酒屋だと思う。なんだか彩りに欠ける人生ではある。」
春夏秋冬、いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸で釣竿の番を頼まれもする。まごまごしつつも発見と喜びにみちた明け暮れを綴る、深呼吸のようにゆったりとしたエッセイ集。

ほのぼのと、くすくすと、あわあわと。そして時に、しんみりと。
ああ、これぞ川上弘美さんの文章だなあと思います。
彼女ののんびりとした暮らしぶりや、まとっている空気や匂い、そのすべてがむしょうにうらやましくなる。本を読み、お酒をたしなみ、お散歩をして、友人をたずねる・・・よくよく考えてみれば私も似たような生活をしてるのに、へんなの。
やっぱり肝心なのは外側よりも内側の差・・・感性のちがい、なんだなあ。

エッセイの最後に書かれた『ゆっくりさよならをとなえる』がまたステキなのです。
箇条書きでつらつらと挙げられていく、冬の夜にすること。ちょっとだけ抜粋してみると、それはこんなふうです。
少し原稿を書く。
うがいをする。
武田百合子の本を読む。
歌をうたう(はーれーたーるーあーおーぞーらー)。
犬を飼うとしたら名前は何にするか考える。


サイン本です↓
Author: ことり
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