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『うさぎ座の夜』 安房 直子、(絵)味戸 ケイコ

評価:
安房 直子
偕成社
¥ 1,470
(2008-01)
小夜(さよ)は山ふかい小さな温泉宿の一人娘です。友だちは山の鬼の子やてんぐ、風や木とも話ができます。
小夜はやまんばの子なのでしょうか。
そんな小夜のもとに人形しばいうさぎ座から手紙がきました。まっ赤な紅葉の葉の手紙でした。

安房直子さんの書かれた、愉快で愛らしい物語が絵本になりました。
えらばれた子どもだけが招待されるといううさぎ座のお芝居。木枯らしの吹きすさぶ秋の夜に、少女がたったひとりで足を踏み入れる不思議な世界は、宮沢賢治さんの『どんぐりと山猫』を彷彿させます。そういえば、安房さんのファンタジーは賢治さんのそれととてもよく似た匂いがするのは私の気のせい?
まっくらな森の広場にあたたかそうな着物を着込んだうさぎたちが集まり、火鉢で暖をとりながら人形劇をたのしみます。人間の観客は、小夜ひとり。
日本の昔ばなしにぽっかりと迷いこんでしまった、そんな読みごこちの絵本です。
Author: ことり
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