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『アンジュール』 ガブリエル・バンサン

評価:
ガブリエル バンサン
ブックローン出版
¥ 1,404
(1986-05)

なんというか・・・ちょっとした衝撃でした。
文字をひとつももたない、素朴なデッサン画のみでできた哀しい絵本。

すてられた犬の、ぞっとするくらい淋しい瞳。おどろき、びくつき、そしてかなしむ、その時々の犬の感情が、その表情から痛いくらいこちらに伝わりひびきます。
最後に用意されたあたらしい出会い・・・それでも、彼らがいくらよりそい、このあとに幸福な時間が始まるのだとしても、すてられてさまよい歩いた時のあの絶望は、この犬にのこり続け、消えることはないのでしょう。プラムの種のように。

(原題『UN JOUR,UN CHIEN』)
Author: ことり
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