<< 『人間そっくり』 安部 公房*prev
『不思議の国のアリス』〔再読〕 ルイス・キャロル、(絵・訳)金子 國義 >>*next
 

『絵のない絵本』 アンデルセン、(訳)矢崎 源九郎

評価:
アンデルセン
新潮社
¥ 300
(1952-08)

貧しく孤独な絵描きのもとを、お月様がまい晩おとずれ語ってくれる三十三の物語。
もうずいぶん長いこと世界中を旅し、世界のすみずみをてらしているお月様は、空の上から見たいろいろな国のいろいろなできごとをたくさんたくさん知っています。

お月様が絵描きのところにばかりいるわけにいかないせいか、とても短いお話たち。けれど無駄のない文章で織り上げられた詩的で美しい物語は、そのぶんまっすぐ曇りなく心の奥まで届きます。
夜眠る前のひととき。疲れた体をゆったりと横たえて、文章から幻想画のような風景を思い描く・・・そんなふうにして読んだこの本は、まさに「絵のない絵本」でした。

(原題『BILLEDBOG UDEN BILLEDER』)
Author: ことり
海外ア行(アンデルセン) | permalink | - | -
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -