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『フォトグラフール』 町田 康

評価:
町田 康
講談社
¥ 1,575
(2008-02-15)

町田康のユーモアが爆発する抱腹掌編集。しゃべるサル、怒るねずみ、困惑するラクダ・・・。動物たちが、ニュース写真が、まったく別の意味をもって語りかけてくる、町田康作「読む」ショートコント。

「写真が正しく意味するところについて、綿密な調査のうえ、純客観的な見地から適宜、解説・説明を施した」とある‘もっともらしい’前書き。でもじっさいは、町田さんが古びた写真たちを眺めてふくらませた妄想集です。
各章で、文章を読み進めていると目にとび込んでくる一枚の写真・・・なんどふき出してしまったことか。これってそういう写真じゃないでしょ!、なんてつっこみたくなる写真ばかりなのですが、町田さんの‘もっともらしい’文章を読まされたあとでは、そう見えなくもないので可笑しくなります。
妄想も、見方をかえれば「真実」になりうる・・・ということかしら。ふふ。

私のお気に入りは、『ちゅうちゅうちゅう』、『人間てあほやね』、『オレって意欲的』、『鼠落語』のねずみシリーズ。ねずみと関西弁・・どうしてこんなに合うのでしょう!
Author: ことり
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