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『針がとぶ―Goodbye Porkpie Hat』 吉田 篤弘

月面で眠る猫、クロークルームに残る運命のコート、八十日で世界を一周した男と常夜灯に恋をした天使。6月の観覧車、真っ白なジャケット、針がとぶレコード・・・クラフト・エヴィング商會の物語作家が紡ぐ、月と旅と追憶のストーリー。

ここからずっと離れたところ。ゆるゆる流れるスロウな時間。
幻想と現実のあわいに転がる小さな小さなお話たちが、ほんのすこしずつ触れ合い重なっていくのです。ほんの、すこうしずつ。
7つのお話を読み終えたとき、はじめて見えてくるひとつの景色。ながい時間をかけて‘おなじ世界’で起こってきたひとつの物語だということが分かります。
ぼんやりとした閑な時間のつくり出す余韻のステキなこと。いたるところに散りばめられた心にしみるフレーズたちは、‘掌にメモ’したくなっちゃうかもね?

秋の夜長。ひとりで過ごす静かな夜におすすめします。
Author: ことり
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