<< 『TUGUMI』〔再読〕 吉本 ばなな*prev
『八日目の蝉』 角田 光代 >>*next
 

『どんぐりと山ねこ―宮沢賢治童話全集3』 宮沢 賢治

「宮沢賢治童話全集」の第3巻。
賢治さんの物語世界が好きで全集を読み始めた私。けれど実際にひとつひとつひもといてゆくと、彼の書かれたお話がこれほど奥深いものだったのかと巻を追うごとに思い知らされてしまいます。意外なほど皮肉めいたストーリーが多いことにも。
「童話」と名のついたもの=子供向け、なんて勝手なイメージ。
賢治さんの童話は心を研ぎ澄ませて読まなければ真意が伝わりづらいものも多く、そんなメッセージを物語から感じとれたとき、胸がふるふる震えるみたい。

川で溺れたひばりを助けた子うさぎのホモイが、「貝の火」という尊い宝珠を動物たちからおくられて、傲慢になり、おごりたかぶっていくさまを描いた『貝の火』が印象にのこりました。このお話も皮肉で残酷な結末・・・。

『貝の火』、『どんぐりと山ねこ』、『鳥をとるやなぎ』、『ふたりの役人』、『谷』、『さるのこしかけ』、『ほらぐま学校を卒業した三人』、『四又の百合』
Author: ことり
国内ま行(宮澤 賢治) | permalink | - | -
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -