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『きょうも猫日和』 今江 祥智

評価:
今江 祥智
マガジンハウス
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(1991-10-25)

猫をこよなく愛する今江祥智さんの、ちょっぴり不思議でどこかなつかしい短篇集。
なぁあお・・・なぁおうう・・・ にゃおおん・・・
のどを鳴らしこちらをふりむく猫にさそわれるようにして、一つ一つの物語をたどってゆきました。

世にも珍しいアリスの「笑い猫」飼いになる夫婦、できたてのお豆腐みたいに白くてふっくらした子猫の化身、ほれぼれするような女の子ねこちゃんのための口笛フルート。じゃれついたかと思ったらしっぽを向けるクルクル気まぐれな猫たちと、そんな彼らを柔らかなまなざしでつつみ込む人々のお話は、読んでいるだけでやさしい気もちになれるのです。
おっとりと美しいシュノンソー村では白い道でおひるね猫が日なたぼっこ、屋根の上にねそべる猫は時空をこえてパリのアパルトマンでゆめのつづき、女の子はやがてスミレの花のようにしあわせそうにねむる猫になる・・・。
猫にはなんて‘まどろみ’と‘まぼろし’がにゃあ〜う!(似合う)んでしょう。
あさきゆめみし――・・・ うとうとと甘くて可憐、ほんわか幸せな猫日和。

『笑い猫飼い』、『あさきゆめみし』、『どしゃぶりねこ』、『日なたぼっこねこ』、『冬の部屋』、『とぶねこ』、『間奏曲ふうに』、『白い椿の咲く庭』、『ねこふんじゃった』、『セーターのあな』、『フクロウと子ねこちゃん』、『ゆめみるモンタン』、『スミレの花さァくゥころォ・・・』、『その名はマタタビ』、『招き猫通信』、『フルートと子ねこちゃん』、『ねこをかうことにしました』、『周潤発的猫』、『のびするノビタ』、『ああ、トージョーはん』を収録。
Author: ことり
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