<< 『砂の女』 安部 公房*prev
『黄昏の百合の骨』 恩田 陸 >>*next
 

『金曜日の砂糖ちゃん』 酒井 駒子

『金曜日の砂糖ちゃん』、『草のオルガン』、『夜と夜のあいだに』の3つのおはなし。
思わずつんつんしたくなる、ぷっくりとした頬や二の腕。憂いをおびた瞳。
やわらかなタッチで描かれた子どもたちが、幻想の国にはこんでくれる絵本です。

「黒」が印象的な駒子さんの絵。この「黒」がたまらなく好き。
広い宇宙においてきぼりにされてしまったような心細さ。
時間も喧噪も、すべて塗りつぶし、切りとられた一瞬一瞬・・・。
なのに、やさしい。そして、不思議と、こわくない。

不安定な心、遠い日のあいまいな記憶たち。
言葉少ななおはなしたちは、読むたびに別のなにかを思い起こさせてくれる。
ちいさなちいさなささやき声が聴こえてきます。
Author: ことり
国内さ行(酒井 駒子) | permalink | - | -
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -