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『夜は短し歩けよ乙女』 森見 登美彦

評価:
森見 登美彦
角川書店
¥ 1,575
(2006-11-29)

鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。
二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!

ああ、とっても愉快なお話でした。
「乙女」の言葉を借りるなら、オモチロかったというべきかしら。
ひと癖もふた癖もある可愛くてたまらない登場人物たち。くり広げられるのは、夢なのかファンタジーなのか――妙ちきりんなのにあたたかい、めくるめく日常。
ロマンチック・エンジン全開で「乙女」をつけ回し、偶然を装ってはお近づきになろうとする先輩・・・。でもそんな彼が忌まわしきストーカーに成り下がらないのは、彼の純情っぷりはもちろん、一連の騒動が「乙女」側からも語られているせい。彼女はあらゆる街角で先輩と出会うのを、ほんとうに偶然と信じているのです。

近年まれにみる天然素材の「黒髪の乙女」が、夜の先斗町で酒豪対決、古本市では神様と出会い、学園祭のゲリラ劇で主役をはって・・・不思議でオモチロイ一年がまたたくまに過ぎ去り、ひとつの‘片想い’が大団円を迎えるまで。
「おともだちパンチ」「偽電気ブラン」「ナカメ作戦」「偏屈王」「韋駄天コタツ」「プリンセス・ダルマ」「象の尻」「パンツ総番長」・・・思わずププっとふきだしてしまったおかしなものたちがみるみるつながっていく様子がなんとも壮観でした。
あまりにも御都合主義?!なラストも微笑ましくてニッコリほっこり。どうかこの本がたくさんの方に読んでもらえますように。なむなむ!
Author: ことり
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