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『4TEEN』 石田 衣良

評価:
石田 衣良
新潮社
¥ 1,512
(2003-05-22)

どんな時にもクールで頼りになる秀才、ジュン。
ムードメーカー的存在の巨漢、ダイ。
奇病(早老病)をわずらう心優しい少年、ナオト。
そして、普通すぎることが悩みなくらい平均的な主人公、テツロー。
月島中学の仲良し4人組。ぼくたちは、いつも一緒だった。
大都会・銀座の目と鼻の先。木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層ビル群――‘過去’と‘現在’が共存する町、月島。この町でぼくたちは恋をし、性に悩み、人の死に戸惑い、仲間たちと笑って泣いて・・・そして少しずつ大人になっていく。イマドキの中学生の姿をさわやかに描いた、青春グラフィティ。

14歳。眩しいくらいに輝いていたあの頃。多感な心とカラダ。
好きな子がいたなあ。文化祭、燃えたなあ。友達といっぱい笑いあったなあ。
私は女性だから、自分の14歳を思いうかべても彼らと少しズレがあるけれど(だってこの4人、頭のなかはエッチなことばかりなんだもの!)それでも、ちょっとキケンなことをしてみる時のドキドキ感とか、オトナの世界への好奇心とか、すごくよくわかる。たしかに窮屈な思いもしたけれど、いま思えば、とても幸福でした。
つぎの日にまた会うに決まっている友達にさよならをいうのは、いつだってなかなか楽しいものだ。
友情って、青春って、いいな。
すべてを対等に吸収できてしまえるほどの柔軟さがそなわっていたあの頃が、なつかしくよみがえります。
Author: ことり
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