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『容疑者Xの献身』 東野 圭吾

評価:
東野 圭吾
文藝春秋
¥ 1,680
(2005-08-25)

「以前おまえにこういう問題を出されたことがある。人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しいか――」
アパートの隣に住むシングルマザー・靖子を愛してしまったさえない風貌の数学教師・石神。今でこそ高校教師に甘んじているけれど、じつは彼はかつて知る人ぞ知る天才数学者だった。靖子がもとの夫を殺したことを偶然知ってしまった石神は、天才的な頭脳をフル稼働させて彼女の犯罪を隠蔽するが・・・。

おそろしく冷静で頭のいい石神がつくりだした筋書きをあばくのは、「ガリレオ」シリーズ(『探偵ガリレオ』『予知夢』)の天才科学者・湯川助教授。
湯川助教授は今回、石神の旧友かつライバルという立場で登場します。ふたりの頭脳合戦とあざやかなトリックが魅力ながら、ラストには苦さとむなしさの残るせつなすぎる純愛ストーリーでもあるこのお話。
人はどこまで深く、一人の人を愛しぬけるのでしょうか。

「思い込みによる盲点をつく」・・・文中にこんな言葉がありましたが、まさに私たちの盲点までも思いっきり突きやぶってくれる大満足のミステリーでした。
東野さん自身「今まで書いてきた作品の中でまちがいなくベスト5に入る」と語る渾身の最新刊。衝撃のラストは必見!
Author: ことり
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