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『ガダラの豚』(全3巻)〔再読〕 中島 らも

文庫が出た時以来なので、ほとんど9年ぶりの再読です。
久しぶりに通して読んでみたけれど、やっぱり極上!
光と影。呪いと祈り。
最後はテレビ局の迷路でくり広げられる、スペクタクル大団円!!

おもな登場人物は、アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者かつ人気タレント教授の大生部多一郎(おおうべ・たいちろう)とその家族。
あとは研究助手の道満(どうまん)、奇術師で「超能力狩り」の異名を持つミスター・ミラクル、スプーン曲げ青年の清川、サイコセラピストの秋山ルイあたりでしょうか。
あまりたくさん書くと興をそぐので控えるけれど、第1部は怪しげな新興宗教からの妻・逸美の奪還、第2部はテレビ番組のロケで訪れたアフリカで、キジーツをめぐる呪術師との格闘、第3部は舞台を東京に戻し、大生部たちを追ってやってきた呪術師との最後の対決が描かれます。

人の心の奥深い闇をみつめる、まったく奥が深い物語。なのに笑えるシーンも随所に散りばめられていて、とにかく読み始めたらやめられない止まらない!
「おもしろい小説が読みたい」そう思ったらまずは手にとってみなくちゃ損、ソン!
こんなにおもしろい小説、他にないですよ。

追悼――
「らもさん、久しぶりに読んだけど、やっぱり最高でした。
 天国で思うぞんぶんお酒のんでますか?
 楽しいお話をたくさん遺してくれて、ほんとうにありがとう!!」
Author: ことり
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