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『ロージーのおひっこし』 ジュディ・ヒンドレイ、(絵)ヘレン・クレイグ、(訳)まつかわ まゆみ

「きょうは おひっこしよ。
あたし、じぶんで、あたらしい
おうちを みつけるの」

淡い淡いお菓子のような色合いで描きだされてゆく女の子のゆめ。
ちいさな木のほらあなを素敵にととのえ、毛布をしき、お気に入りのおもちゃをならべます。ちいさなお部屋はたちまち可愛らしい空想でいっぱいになり――、海のかなたから、空のおくから、野原をこえてたくさんのお友だちがやってきました。
白鳥にのったプリンセス、花冠をかかえた妖精、にこにこ顔のうさぎやくま・・・かろやかな音楽とゆかいなダンス、食べきれないほどのお菓子たち!

つかのまのパーティが終わり、春風にのってお友だちが帰ってゆく時間。ゆめの終わり。でも淋しそうな子は一人もいなくて、またいつでも会える、いつでも遊べる、そう信じて手をふる笑顔に幸せな気持ちになりました。
みんなみんな、きちんと帰る場所があるところ。
ロージーも帰ったら、お母さんと晩ごはんが待っているのです。

(原題『Rosy's Visitors』)
Author: ことり
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