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『芸術家が愛したスイーツ』 山本 ゆりこ

評価:
山本 ゆりこ
ブロンズ新社
¥ 1,728
(2012-11)

芸術家とスイーツの甘い関係を説いた、フォトエッセイ。
誰もが知っている有名な芸術家たちを、「スイーツ」という切り口から、作品とは別の角度から探ります。芸術家たちが過ごした場所や、ゆかりのある景色など、撮りおろし写真も多数掲載。日本の食材に合うようにアレンジされたレシピも、ぜひ試してみたいもの。

ピカソが愛した「オリーヴオイルの揚げ菓子」、プルーストが愛した「いちごとフロマージュ・ア・ラ・クレーム」、ジョルジュ・サンドが愛した「ポム・オ・フール」、ロートレックが愛した「ヴァニラ風味のスフレ」、デュマが愛した「サヴォワ風ビスキュイ」、コクトーが愛した「スミレのアイスクリーム」・・・

おもにフランス、19世紀生まれの芸術家たちがずらり18人。
その人生をひもときながら、彼らに愛されたスイーツが紹介されていく・・・芸術家たちの心を甘くとろかせたにちがいない「スイーツ」からのこんなアプローチがとても新鮮で、目にも愉しくおいしそうな一冊でした。
美しい詩や物語、絵画をのこしてくれた芸術家たち。それぞれに波乱にみち、愛憎うずまく人生のなかで、どんな思いいれがあってそのスイーツを愛したのでしょう?
たっぷりのバターにお砂糖、くたくたに煮えた果肉の濃密な匂い・・・それらとともに芸術家たちの知られざる一面が頁のむこうから立ちのぼって、彼らのことがほんの少しだけ身近に感じられた気がしました。
Author: ことり
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