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『なんらかの事情』 岸本 佐知子

評価:
岸本 佐知子
筑摩書房
¥ 1,575
(2012-11-08)

「ああもう駄目だ今度こそ本当にやばい、というとき、いつも頭の片隅で思うことがある」 第23回講談社エッセイ賞受賞『ねにもつタイプ』より6年。待望の最新エッセイ集。

もーう、なんておもしろいのー!
相変わらずの岸本ワールド、今回もくすくすアハアハ大笑い。
岸本さんは世の中のちょっとした‘ほころび’が気になってしまうタチなのですよね。その糸の先っぽを触ってみたり引っぱってみたりしているうちに、いつのまにかぐるぐる巻きにされてしまうみたい。
私が気にもとめずに通りすぎてしまったものが、思いもよらない妄想や幻想にふくらんでいく・・・すごく愉しい!そしてそれが絶妙にひねってあったり、とっておきの可笑しな表現で書かれていたりするものだから二重三重のおもしろさなのです。

ボタンつけをする猿、物言う機械たち、「アロマでごわす」、空き瓶一族の訴え、モヤモヤする言葉、ひらがなたちの野望・・・
「岸本佐知子」というフィルターを通してみると、私たちはなんてふしぎな世界に生きているんだろう!と気づいて、なにやら途方もない気持ちになってきます。
Author: ことり
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