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『ミシュカ』 マリー・コルモン、(絵)フョードル・ロジャンコフスキー、(訳)みつじ まちこ

評価:
マリー コルモン
新教出版社
¥ 1,365
(2012-08-01)

ミシュカは、こぐまのぬいぐるみ。雪のなかをざっくざっくと歩いてゆきます。
持ち主の女の子のわがままっぷりにいやけがさして、ついにクリスマス・イブの朝、家出をしたのです。
はな歌をうたいながら森のなかを気ままにお散歩するミシュカ。
鳥たちの会話から、こんやはみんななにかひとついいことをしなくちゃいけない日だと知ったミシュカは、プレゼントくばりに忙しい白いトナカイに出逢って・・・?

ロジャンコフスキーさんの描かれた絵が、とにかくみごとな絵本です。
おもちゃがころがる子ども部屋や、雪にとざされたひんやりと美しい森、そしてきれいなそりをひく赤いかざりをつけたトナカイ――たくさんの彩りがのせられていながら、うっすら紗がかかったような上品なくすみがクラシカルですてき。
原書は戦時下の1941年、フランスの有名な「ペール・カストール叢書」の一冊として刊行されたものだそうです。
ふかふかと愛らしいいたずらっこのミシュカが、たのしかったつかのまの冒険をふり返り、それでもやっぱりえらんだ道。愛と献身にみちた、すばらしいクリスマスの童話です。

(原題『MICHKA』)
Author: ことり
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