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『雪とケーキ』 片山 令子

評価:
片山 令子
村松書館
¥ 2,100
(2010-01)

「詩はとてもいいものだ。真っ青な空のように、そう思う。」
あとがきにあった一文です。
その思いが生まれたばかりの雪どけ水のように素直にしみてくる詩集でした。
ことばのひとつひとつが、それぞれのあるべき重さでしずかに心にひびいてきます。

舞い降りる雪が見せてくれる時間、
空をすべっていくレースの雲がおしえてくれる時間・・・
片山令子さんの詩にはやさしい時間がながれている。
ことばのいい匂いがして、はかない気もちがこみあげてくる。

もう いないひとの
おかしさを思い出し
笑うと
わたしたちは
かるくなり
はんたいに
見えなくなったひとは
見えないまま
重さをとりもどす。 (『笑うきもち』より)
Author: ことり
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