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『ねむりひめ―グリム童話』 フェリクス・ホフマン、(訳)せた ていじ

渋めのブラウンカラーを基調に、クラシカルな優雅さで描かれていくおとぎ話。
わるい占い女に呪いをかけられ、100年の眠りにつくお姫さま。
100年後、お姫さまは茨の城にやってきた王子さまのくちづけで目をさます――。
ただでさえロマンティックなおとぎ話が、フェリクス・ホフマンさんのすばらしい挿絵によっていっそう香り高くよみがえります。

エロール・ル・カインさんが描かれた絵本――タイトルは『いばらひめ』――も煌びやかな色香が美しく大好きなのですが、こちらにはまたちがったなつかしいようなやさしさが感じられます。
うつらうつら・・・ひそやかな眠りについたお城をたゆたう時間の粒までみえるよう。
うっとりとした甘さにつつまれる、すてきな古典絵本です。

(原題『DORNRÖSCHEN』)
Author: ことり
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