<< 『あおい目のこねこ』 エゴン・マチーセン、(訳)せた ていじ*prev
『ヴェネチア風物誌』 アンリ・ド・レニエ、(訳)窪田 般彌 >>*next
 

『兵士のハーモニカ』 ジャンニ・ロダーリ、(訳)関口 英子

兵士が手にしたハーモニカには、ひとを仲直りさせるふしぎな力があった――。表題作のほか、世の中に反発して成長をこばんだ少女のお話「大きくならないテレジン」や、若者がゆかいな道連れといっしょに王さまの愛馬をつれもどす「カルッソとオモッソ」など。ユーモアと風刺、人類愛につらぬかれた粒ぞろいの18編。

ロダーリさんらしい楽しいおとぎ話がいっぱい。
ワクワクくすくす、胸躍らせながらひとつひとつ楽しみました。
小さいのにずっしり重いカルッソと大きいのにふわふわ軽いオモッソのゆかいなお話『カルッソとオモッソ』、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』を彷彿させるかわいそうな兄妹の物語『ニーノとニーナ』、車つきの家を建て、こまっている人を入れてあげる家具職人のお話『<みっつボタン>の家』がお気に入り。
どれも人間の‘真実’を描いたお話ばかりだけれど、そこにどんな教訓がかくされているのか・・・なんて頭を使う必要はきっとないのですよね。私たちは大切なことを‘考える’より前にこんなにもしっかり‘感じる’ことができるのだから。
栄養たっぷりのスープみたいにじんわりしみる、やさしくて勇敢なお話たちです。

(原題『VENTI STORIE PIÙ UNA』)
Author: ことり
海外ヤ・ラ・ワ行(ロダーリ) | permalink | - | -
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -