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『星どろぼう』 アンドレア・ディノト、(絵)アーノルド・ローベル、(訳)やぎた よしこ

評価:
アンドレア ディノト
ほるぷ出版
¥ 1,470
(2011-12)

空の星にさわりたくてさわりたくてたまらなかった、どろぼうのおはなしです。
どろぼうは心の奥で、じぶんだけの星を一つほしいと思っていました。心の奥のその奥では、星という星をぜんぶじぶんのものにしたいと思っていました。
ある晴れたばん、どろぼうは黒いきれをひっかぶり、ふるい麻袋と空に立てかけるはしごをもって、そうっと外にしのび出ました――。

そろりそろりと はしごの てっぺんまで のぼった どろぼうは、手を のばして、いちばん ちかくで またたいている 星に さわりました。星は あたたかく、ちょっと ひっぱると、すぐに とれました。どろぼうは、すばやく 星を ポケットに つっこみ、また 手を のばしました。

西洋のおとぎ話からぬけ出たような、なつかしい風合いの絵がとてもかわいいです。ちょっとひっぱるとすぐにとれてしまうだなんて、夜空から星をぬすむ時の描写にもニンマリしてしまいますね。
ぴかぴかぴか・・・ ぱらぱらぱら・・・
かわいらしい音をたてそうな、おはじきみたいな黄色い星たち。
星たちはぶじに夜空に帰ることができたでしょうか? どろぼうとやさしい男の子のふれあいに癒される、夢いっぱいの絵本です。

(原題『THE STAR THIEF』)
Author: ことり
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