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『歪んだ匣』 永井 するみ

評価:
永井 するみ
祥伝社
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(2000-07)

事故、盗難、横領、ケンカ、そして殺人・・・。
都心にそびえる二十八階建ての最先端ビル内で次々に起こる怪事件。日常の職場に潜む恐怖と危険を描いたアーバン・ミステリー。

図書館でなにげなく手にした本。とてもおもしろかったです。
東京・神谷町にそびえ立つオフィスビル、「インテリジェントビル」。1階にはドラッグストアやカフェ、地下階にはフィットネスクラブ、最上階の28階には会員制クラブをそなえ、各フロアにはコンピュータ会社やお菓子メーカー、建設会社、イタリア家具のブランドや外資系の化粧品会社などが入っています。このオフィスやお店を舞台に大小さまざまな事件が起こる連作ミステリーです。
9つのお話たちがビルの共用部や掃除のおばさんでほんのりとつながり、登場人物どうしの絡みもあって、読み終える頃にはこの不吉なはずのビルがなんとなく親しいものになっていました。ほんとうにこんなビル、どこかにありそう・・・。
女の狡さだとかしたたかさ・・・永井するみさんは女性特有のイヤなぶぶんを描くのがやっぱり上手。思わず感情移入してしまう主人公もいたりして、ドキドキしながら頁をめくった私でした。
Author: ことり
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