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『pieni tytto―小さな女の子の小さなケーキ屋さん』 ナカムラ ユキ

ある小さな女の子の小さなケーキ屋さんの物語。
パリお菓子の旅日記や7つのケーキレシピと一緒に、小さな宝石箱にそっとしまっておきたくなるような、キラキラと光る想いをお届けします。

小さな女の子のモデルは、名古屋で活躍中のパティシエ・村岡津(みなと)さん。
出雲での幼少時代、地元でひらいた小さなケーキ屋さん、パリ修行・・・
彼女の半生が小さな物語じたてで紹介されています。
のんびり屋さんだった小さな女の子が見つけた、自分にもできる「誰かによろこんでもらえるコト」。それがお菓子づくりだったのですね。いろんな壁やいろんな不安が小さな女の子を襲いますが、そのことに支えられて、女の子は乗りこえていくのです。夢にむかって。

かわいらしいイラストや、津さんのおいしそうなお菓子のレシピと写真。
パリで探しあてた雑貨や材料、カフェやケーキ。どれも乙女心をくすぐる愛らしさ。
パリのサロン・ド・テ「Mamie Gâteaux」が登場したときは「あっ!」とちいさく叫んでしまいました。だって、こちらのオーナーさんのレシピ本は、私がたまにお菓子を焼くとき、唯一参考にしているの。

本じたいのデザインもとても素敵で、手にとるだけでうれしくなります。
表紙の封蝋からはじまって、きれいなレースペーパー、黄ばんだ方眼紙やタグ、あとがきの文章はうす緑色の紙ナプキンにのせられています。余白が多く、リラックスしたお茶の時間にちょこっとひらいてみるのにもぴったり。
津さんのケーキ屋さんにつけられた「pieni tyttö(ピエニトット)」は、北欧の言葉で「小さな女の子」という意味だそうです。いつか津さんのケーキ、たべてみたい。
Author: ことり
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