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『完訳 ナンセンスの絵本』 エドワード・リア、(訳)柳瀬 尚紀

名作絵本に続篇百篇の新訳追加。片や五行詩リメリック、片や日本語押韻詩。原画を挟んで原詩と訳詩をよむ言葉遊びの決定版。
愉快なリアワールドのまるかじり!

a-a-b-b-a と韻を踏む5行の戯れ歌「リメリック」。
英詩と、それにつけられた漫画みたいな絵が愉快で、さらに日本語訳もちゃんと韻を踏んでいるところがお見事!
先日読んだ『本の話 絵の話』で、山本容子さんがこの本の絵たちについて「これは挿絵ではなく、絵が言葉になっている」というようなことを語られていましたが、ほんとそう。絵だけをみていても、じわじわ可笑しみが湧いてくるみたい。

細密画や風景画も描かれたエドワード・リアさんが、細密画からの解放として描かれたという戯画。そんな絵がたっぷり詰まった『ナンセンスの絵本』は、気持ちに余裕がなくなってしまった時に手にするのもよさそう。
おもしろすぎて大笑い!ってわけじゃないけど、くすくすっと心がほころぶナンセンスな言葉あそびがいっぱいです。

ロンドンデリーのあるおじさん
いつも子供に笑いを持参
    それそれ本を書いたわい
    すると子供がわーいのわい
笑いがなければ作家を辞さん

There was an Old Derry down Derry,
Who loved to see little folks merry;
So he made them a Book,
And with laughter they shook,
At the fun of that Derry down Derry!

(原題『A Book of Nonsense』)
Author: ことり
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