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『かもさん おとおり』 ロバート・マックロスキー、(訳)わたなべ しげお

ゆっくり休める寝床をさがしてボストンの街にやってきた、かものマラードさんとマラードおくさん。けれど街なかは危険がいっぱい・・・快適な場所はなかなかみつかりません。ようやく夫婦は、チャールズ川のみずべのしげみに気持ちのよい場所をみつけてたまごを8つうみました。
たまごがかえり、マラードさんがお出かけしたある日のこと、マラードおくさんと子がもたちは、1列にならんで大通りにむかってあるきだしました――

マラードおくさんが どうろを よこぎりかけました。
「ぶぷー ぶぷー!」 はしってくるじどうしゃの けいてきがなりました。
マラードおくさんは、ころげるように とびのいて、「ぐぅあー!」と、なきました。すると、「ぐぁっ!ぐぁっ!ぐぁっ!ぐぁっ!」 ジャックと、カックと、ラックと、マックと、ナックと、ウァックと、パックと、クァックが、ちいさなくちを いっぱいにひらいて、できるだけ おおきなこえで なきました。

ひやっとするほど危ない場面。でも、自動車たちとかもさん一家のにぎやかな応酬がとても楽しく描かれています。
騒ぎをききつけ、おまわりさんがとんできて――?
こげ茶色のおおらかなイラストが魅力の、愉快でやさしいアメリカの古典絵本。コルデコット賞受賞作です。

(原題『Make Way for Ducklings』)
Author: ことり
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