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『羊飼いの指輪―ファンタジーの練習帳』 ロダーリ、(訳)関口 英子

なんとも風変わりな――そしてもちろん、とても楽しい――短篇集です。
20こものファンタスティックな物語たちは、それぞれ3パターンのエンディングで締めくくられるのです。
読者は3つ用意された結末のうち、どれでも好きなものをえらんでいいし、もしも気に入るものがなければ自分でつくってもいいんですって。ジャンニ・ロダーリさんらしい自由でかわいい発想に胸がときめきます。
巻末にはロダーリさん自身はどの結末がお好きなのか書かれてあって、なるほどな〜、とか、私はこちらのほうが好みだけどな〜、とかひとつひとつ考えているだけでも世界がどんどん広がっていきそうでした。

私がとくに好きだったお話は、『吠え方を知らない犬(→結末その3)』、『町に描いた円(→結末その1)』、『テレビの騒動(→結末その3)』。
最後に置かれた『旅する猫』の、まだ存在していない結末、というのも素敵です。猫とおしゃべりができる未来・・・いつかそんな日がくるといいな。

(原題『TANTE STORIE PER GIOCARE』)
Author: ことり
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