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『野蛮な読書』 平松 洋子

評価:
平松 洋子
集英社
¥ 1,728
(2011-10-05)

これも、健啖。読書の快楽を味わい尽くす!
ドゥマゴ文学賞受賞から5年、食と生活のエッセイストとして活躍する著者が、読書の魔力をがぶり味わい尽くした名随筆。獅子文六、池辺良、沢村貞子・・・昭和から平成へ全101冊の芳醇をご賞味あれ。

フードジャーナリスト・平松洋子さんの読書エッセイ。
断食中に感じた素朴な野菜の甘みの描写には正岡子規の随筆がまざり、お弁当やスープについて書かれた章では『津軽』(太宰治)や『春情蛸の足』(田辺聖子)などからお話のシーンたちが引用されます。
食べ物と本について書かれた弾むような文章に、うれしい親近感。
なかでも私がくいいるように読んでしまったのは、『四日間の空白―沢村貞子の日記文学』。ここでは、沢村貞子さんが26年間まいにちつけられていたという、直筆の「献立日記」を手にされたときのお話が書かれています。この章を読んですっかり沢村さんの魅力にはまってしまった私。沢村貞子、という女性への興味がむくむく芽生え、彼女の本を読んでみたい!そんなワクワクした衝動にかられています。
日常生活に根ざした多岐にわたる本のお話。おいしく愉しくいただきました。


■ この本に出てきた読んでみたい本たち <読了メモは後日追記>
『猫の水につかるカエル』 川崎 徹
『父・こんなこと』 幸田 文
『春情蛸の足』 田辺 聖子
『食味歳時記』→読了、『私の食べ歩き』→読了 獅子 文六
『貝のうた』、『わたしの台所』、『わたしの献立日記』 沢村 貞子
『神も仏もありませぬ』、『佐野洋子の単行本』 佐野 洋子
Author: ことり
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