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『てろんてろんちゃん』 ジョイス・デュンバー、(絵)スーザン・バーレイ、(訳)えくに かおり

評価:
ジョイス デュンバー
ほるぷ出版
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(1992-03)

てろんてろんちゃんは、ソフィーのたいせつなうさぎのぬいぐるみ。
ある日、ソフィーは森にブルーベルの花をつみにいきました。もちろん、てろんてろんちゃんもいっしょです。むちゅうになったふたりは・・・。

ブルーベルの咲きこぼれる森のなかに、ぽつんと置き去りにされたてろんてろんちゃん。夜になり、巣穴からでてきた‘ほんものの’うさぎの子どもたちに見つかってしまいます。
「なんなの、それ。生きてるの」 子うさぎたちのことばに、おかあさんうさぎはこうこたえました。 「これはてろんてろんちゃんよ」
まよなかの森、子うさぎたちにこっそりつれ出されたてろんてろんちゃんの運命は?

『わすれられないおくりもの』の作者スーザン・バーレイさんの絵が柔らかくてとてもかわいいです。
うっかり屋のソフィーにも、いたずら好きの子うさぎたちにも、あたたかなまなざしでつつみ込んでくれる素敵なおかあさんがいて、絵本ぜんたいがほっこりやさしい空気にみちているのがうれしい。
これはたしか、江國香織さんがはじめて翻訳を手がけられた絵本。「Lollop」から「てろんてろん」っていうことばを導きだす、そんな感性にもやられてしまいました。

(原題『LOLLOPY』)
Author: ことり
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