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『マシュリカの旅』 リブシェ・パレチコヴァー、(絵)ヨゼフ・パレチェク

評価:
リブシェ・パレチコヴァー,くう編集部
編集工房くう
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(2005-11)

わたしは マシュリカ、ひらめきのリボン。
わたしを髪にむすんでいるのは ベロニカ。
ふたりで いろんなことを考える。
晴れの日も、雨の日も、風のふく日も。
そう、もしも・・・

あるくもった朝のこと。少女ベロニカの手から、白いリボン・マシュリカは風にさらわれてしまいます。らんぼう者の風はみんなのきらわれ者。だけど、マシュリカはそんな風にやさしくささやきます。
「じぶんが そよ風にもなれるってこと、あなたは わすれていない?」
風は、こんどはそっと、やさしく木や花ををゆらすように飛んでみました。すると人びとも小鳥もみんな風にほほえみかけます。風の心は、しあわせでいっぱい。
・・・マシュリカは 思いをめぐらせ、ひらめいた。
「風さん、わたしを だれかに プレゼントして」

マシュリカの魔法の言葉で、森のみんなが生まれかわっていくおはなし。
擬人化されたリボンや風、くりくりおめめの動物や歌いだしそうなお花たち・・・暖色系のほっこり夢みたいな絵がメルヘンティックでほんとうに魔法の絵本みたい!
このおはなしに登場するらんぼう者の風やよわむしの子牛たちは、きっと誰もが持っている‘弱さ’の象徴なのでしょうね。心が疲れた時、この絵本をひらいたらまたふわふわしたやさしい気持ちが戻ってきてくれそうな気がします。

(原題『DÁREK』)
Author: ことり
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