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『ゆくえふめいのミルクやさん』 ロジャー・デュボアザン、(訳)山下 明生

評価:
ロジャー デュボアザン
童話館出版
¥ 1,470
(1997-11)

ミルクやさんは、まい朝四時におきて、ねむい目をぐりぐりこすりながらシルビアに声をかけます。「おきろよ、シルビア。今日も一日、アメリアを ころがすんだ」
シルビアはダックスフントの名前、アメリアは配達のトラックの名前です。
まい朝 まい朝 しんせんミルク、
たまごと クリームと カテージチーズ、
ヨーグルトに バターに オレンジジュース、
バターミルクに チョコレート・・・
ミルクやさんは、町じゅうの奥さんがたにすてきな食品をくる日もくる日も届けます。
だけどある朝・・・アメリアはいつもの家のまえでとまりませんでした・・・

ミルクやさんはいつものきまりきった道、奥さんがたとのお天気の話に疲れきってしまったのです。そうしてふらりとぜんぶほうり出し、‘おまじない’をしてたどりついた森の湖――クマがおさめる小さな王国――で数日間をすごします。
こんなふうに、おいしい食べ物をどっさり愛車にのせ、愛犬をおともに気ままに「ゆくえふめい」になれたなら・・・
ミルクやさんの気持ちが分かる人、きっと多いんじゃないかな。

色つきと白黒が交互に訪れる、クラシカルな絵がとってもかわいいです。
それになんといっても、たっぷり息抜きをして仕事にもどったミルクやさんを、責めることなく待ちわびている町の人たち!み〜んなほのぼの、のんきで素敵。
そうぞうしい日常を生きている大人の方にもおすすめの絵本です。

(原題『THE MISSING MILKMAN』)
Author: ことり
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