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『グラタンおばあさんとまほうのアヒル』 安房 直子

グラタンざらの黄色いアヒル。おさらの絵だとおもっていたら・・・まあ、ふしぎ、ピョンととびだした!?
おさらのアヒルはふしぎなアヒル、どんなとこにもいけるアヒル。まほうのことばをとなえて、目をつぶってしんこきゅうを3かい。すると・・・。

日常にまぎれ込んだ、ちいさな魔法のお話です。
ひまさえあればグラタンをこしらえているグラタン好きのおばあさん。彼女のお気に入りのグラタン皿にはきいろいアヒルの絵が描かれていて、なんと魔法が使えるのです!
でもアヒルはあることでおばあさんとけんかして、お皿からとび出し、おばあさんの家からも出ていってしまいました・・・。

アヒルはそのあと町へでて、なん人かの人たちと出逢います。
でも、アヒルがずうっと腰を落ち着けられる場所はなかなか見つかりません。
ぱっと見にはいい人でも、人にはいいところばかりじゃなくて悪いところもある・・・そんなちょっと辛口の‘真実’をやさしいファンタジーにうまくとけ込ませてしまうところ、さすが安房さんだなぁと思いました。
転々と住みかをかえていくアヒルのせつない旅。アヒルはずうっといられるすてきな場所をみつけたでしょうか? それは読んでみてのお楽しみ。

いせひでこさんのいまにも動き出しそうな挿絵が、素朴であたたかな物語に楽しくよりそってくれています。このお話を読んだら、こうばしくとろけた焼きたてのグラタンをはふはふ食べたくなりました。
Author: ことり
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