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『こねずみディディ・ボンボン』 オルガ・ルカイユ、(訳)こだま しおり

むかし むかし あるところに
ディディ・ボンボンという こねずみが おりました。
「ディディ」というのは とくに りゆうは ありませんが、
「ボンボン」というのは、このこねずみが
それはそれは おいしい ボンボンをつくるからでした。

ある夏の夜のこと。眠れなかったボンボンは、ママにはお花を、パパには野いちごをつんでボンボンをつくってあげようと思いつき、家をぬけだします。
森へ入らないように気をつけていたのに、うわばきを片方なくし、探しているうちに森に迷いこんでしまうボンボン。そしてとうとう、大きくてこわいおおかみにつかまってしまいました・・・!

頭をつかってちゃんとじぶんの身をまもったかしこいこねずみのおはなしです。
このかしこさと展開は、ちょっぴりロシアの絵本『マーシャとくま』を彷彿させます。
オルガ・ルカイユさんの絵はのびやかでエレガントで、翳りのある甘さがたまらなく好き。危険がしのびよる森の様子やものすごく迫力のあるおおかみなど、場面ごとの絵がたっぷりと豊かですっかり魅了されてしまいました。
カラフルなボンボンたちがきらきら散りばめられた見返しも、おいしそうで楽しい。

(原題『DIDI BONBON』)
Author: ことり
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