<< 『幾度目かの最期―久坂葉子作品集』 久坂 葉子*prev
『あまりにも騒がしい孤独』 ボフミル・フラバル、(訳)石川 達夫 >>*next
 

『よくぞ ごぶじで―きつねのかぞくのおはなし』 ルドウィッヒ・ベーメルマンス、(訳)江國 香織

評価:
ルドウィッヒ ベーメルマンス,ビーヴァリー ボガート
BL出版
¥ 1,728
(2010-10)

ルドウィッヒ・ベーメルマンスさんが、晩年に描かれた絵本。
友人のビーヴァリー・ボガートさんの詩がもとになっているそうです。

休日の朝、猟犬係が高らかにラッパを吹き鳴らし、たくさんの人びとが集まってはじまるおはなし。
きつね狩りは、当時の人びとの楽しみのひとつです。猟犬をつれ馬に乗った大勢の男たちが、匂いを頼りにきつねを追って夕暮れまで野山を駆けまわるのです。
そんなとき、なんにも知らないきつねのこどもに、お母さんぎつねはあるおはなしを聞かせます。人間の残酷な遊びをさらりとかわし逃げのびた、知恵のまわる勇敢なふるぎつねの物語を。
一ぴきのきつねと大勢の追っ手との命がけの追いかけっこがダイナミックな線で描かれていきます。私はこのいきおいのある、ユーモラスな絵がとても好きです。あたたかなおうちできつねの帰りを待っている家族のようすも・・・。追われるきつねにも、もちろん家族がいるのです。
『よくぞ ごぶじで』という日本語タイトルが、これ以上ないほどおはなしにぴったり!

(原題『WELCOME HOME!』)
Author: ことり
海外ハ行(ベーメルマンス) | permalink | - | -
 
 

スポンサーサイト

Author: スポンサードリンク
- | permalink | - | -