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『うさぎのくれたバレエシューズ』 安房 直子、(絵)南塚 直子

バレエきょうしつにかよいはじめて、5ねんもたつというのに、そのおんなのこは、おどりがじょうずになりませんでした。
たんじょうびにも、たなばたさまにも、おんなのこのねがいは、たったひとつだけでした。「どうか、おどりがじょうずになりますように」
するとあるあさ、ふしぎなこづつみが、おんなのこのところに、とどいたのです。

ふわあ〜っとやわらかな風がふいて、ピンクの花びらがこぼれそう。
おどりがじょうずになりたい女の子は、山のくつやをたずね、バレエシューズづくりのお手伝いをします。
カタカタカタ・・・ミシンの音。とぷとぷとぷ・・・つぼいっぱいのさくらの木の汁。
爽やかなさくらの香りがいっぱいに立ちこめた部屋で、60本のりぼんをくつに縫いつけていくのです。そうしてバレエ団のうさぎたちがやってきて――・・・

風になり、蝶になり、花びらになっておどる女の子。
満開の桜のしたでは、やはり不思議なできごとが起こるようです。
Author: ことり
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