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『アリスのふしぎな夢』 ルイス・キャロル、(絵)マルト・スガン=フォント、(訳)すえまつ ひみこ

評価:
ルイス キャロル
西村書店
¥ 1,944
(2010-05)

白ウサギがいっぴき大いそぎでかけてきて、上着のポケットから時計をとり出す・・・そんな不思議なシーンからはじまったアリスの夢のおはなし。ルイス・キャロルの世界を美しく幻想的な絵で紡ぎ出す。

ルイス・キャロルさんみずから、『不思議の国のアリス』を幼い子ども向けに書き改めたもの。(英語原題は『The Nursery “Alice”』で、翻訳ちがいで『おとぎのアリス』や『子供部屋のアリス』があります)
ストーリーの流れはそのままに、ナンセンスな言葉あそびを省略し、よりいっそうやさしい語りでつむがれています。
そしてブラウンのインクでもしゃもしゃと描かれる、柔らかな布人形のようなアリス!
白ウサギもイモムシも、公爵夫人もぼうし屋もグリフォンも・・・ゴージャスなのに儚い甘さがあって、どこかお菓子じみた、繊細なおもちゃじみた愛らしさがふわんとまどろむ夢のよう。(私がとくに好きなのは、フランスのおしゃれな子ども部屋にころがっていそうなティーポットちゃん)
きらめく夏の昼下がり、お茶の時間にぴったりのハートフルな絵本です。

(原題『ALICE RACONTÉE AUX ENFANTS』)
Author: ことり
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