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『こうばしい日々』 江國 香織

ウィルミントンの町に秋がきて、僕は11歳になった。映画も野球も好きだけど、一番気になるのはガールフレンドのジルのことなんだ・・・。
アメリカ育ちの大介の日常を鮮やかに綴った代表作『こうばしい日々』。結婚した姉のかつてのボーイフレンドに恋するみのりの、甘く切ない恋物語『綿菓子』。大人が失くした純粋な心を教えてくれる、素敵なボーイズ&ガールズを描く中編二編。

10代初めの男の子と女の子。彼らの目線で描かれた、ふたつの物語。
ふたりとも、それぞれの毎日のなかでせいいっぱいの‘恋’をしています。
じんわり切ない忘れられない味――ほかほかのチョコレートブラウニー(『こうばしい日々』)や、次郎くんが飲ませてくれたコーヒー(『綿菓子』)――に彩られた、ピュアでもどかしい小さな恋。あまずっぱくて、ちょっぴりだけ色っぽくて・・・。
可能性をいっぱいに秘めた原石が、キラキラ輝いているみたい。

いろんなものを見て、
いろんなことを感じて、
いろんな恋をして、
私たちはおとなになったんだなあ。

男も哀しい、と思った。次郎くんも哀しい。島木さんも哀しい。
人を好きになるとみんな哀しい。(『綿菓子』)
Author: ことり
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