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『パメラ・パティー・ポッスのあたらしいいえ』 いしい むつみ、(絵)こみね ゆら

まりのお父さんが一年ちかくかかって完成させた、「パメラ・パティー・ポッスのあたらしいいえ」。
すてきないえです。ちょっとなかをのぞいてみましょう。
深いばら色のがんじょうそうなドアをあけると・・・台所のお母さんがオーブンをのぞき込んでいたり、窓べのゆりいすではおばあちゃんがうつらうつらしていたり、お父さんがパイプをくゆらせながら書斎で本を読んでいます。
ちいさなベッドにちいさなテーブルといす、ちいさな本棚があるお部屋(パメラ・パティー・ポッスの部屋)もありました。
この家の住人パメラ・パティー・ポッスと、おうちをのぞき込むまりの目が合って・・・

ちいさい頃に憧れていたドールハウス。
お人形好きの女の子ならきっと誰もが憧れていた、美しいミニチュア世界にするりと入り込める絵本です。
こみねゆらさんの繊細なフランスふうの絵がいつもながら素敵すぎるのですが、まりの家のそとでは雨が降っているのかしらと思うほど、ぜんたいがほの昏いトーンで貫かれていて、それがますます幻想ムードを高まらせます。
マリーではなく「まり」だから、ここは日本? ううん、この雰囲気、まりのお父さんはもしかしたら仕事でパリにやってきて、まりもついてきたのかも・・・そんなふうに勝手きままに想像をめぐらせる時間もまた楽しいものでした。
Author: ことり
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