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『雪窓』 安房 直子、(絵)山本 孝

評価:
安房 直子
偕成社
¥ 1,470
(2006-02)

「三角のぷるぷるっとしたやつください。」
雪のふる寒い寒い晩、屋台にきた厚いコートのお客はいいました。
「三角のぷるぷる」って?
山のふもとのおでんの屋台『雪窓』には、ときたまふしぎなお客がくるそうです。今夜も提灯がともり、店がひらくとちょっとばかり風がわりなお客がやってきたようです。

山のふもと、人のいいおやじさんがやっているおでんの屋台のおはなしです。
おばあちゃんの昔ばなしにでてきそうな、せつなさと妖しさとあたたかさが共存する美しい日本のメルヘン。安房さんの童話によりそう山本さんの絵もとても素敵です。
やってきたたぬきが助手になり、おやじさんの悲しい過去が明かされ、そんなある雪の夜、「雪窓」にかくまきを頭からかぶった女のお客があらわれて――・・・
お風呂のなかで凍えた手足の先っぽがあたたまっていくように、心にじんわりとやさしさがしみていく、そんな絵本でした。
おやじさんのおでん、きっとやさしい味がするんだろうな・・・。

2月1日〜2日。東京に雪がつもった記念に。
Author: ことり
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