『たんじょうび』 ハンス・フィッシャー、(訳)おおつか ゆうぞう

動物たちがリゼッテおばあちゃんの誕生日のお祝いをしようと大奮闘。ケーキを焼いたり、ローソクを買ったり・・・。
そしておばあちゃんが屋根裏でみつけた贈り物は?

今日は、リゼッテおばあちゃんの誕生日。おばあちゃんが村へ買い物に出かけると、動物たちは、お祝いの準備をはじめました・・・。
ぐるぐる書きなぐっているようで、絶妙に計算しつくされた筆はこびのこれぞハンス・フィッシャー!な線画が生き生きとしたゆたかな表情をつくり出しています。
みんなたっぷり幸せそうで、しぜんと笑顔になってしまうそんな絵本。

大好きな『こねこのぴっち』の前のおはなしだったなんて、知らなかったです。
つながってる〜!とにまにましてしまいました。

(原題『Der Geburtstag』)
Author: ことり
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『長ぐつをはいたねこ』 ハンス・フィッシャー、(訳)やがわ すみこ

貧しい粉屋が死んだとき、3ばんめの息子に残されたのはネコ1匹だけ。
ところがこのネコは・・・。

言わずと知れた、機転の効くたいそうおりこうなねこのおはなし。ご主人様はなんてしあわせ者なんでしょう。
とても有名で私にとってもなじみ深いおはなしですが、偶然みつけたこの本は文と絵を大好きなハンス・フィッシャー、訳をこれまた私のもっとも敬愛する矢川澄子さんが手がけられていて、思わずとびついてしまったのです。
のびのびとユーモラスな線画(くるくる変わるねこの表情がもう最高!)と、よい意味での古めかしさをのこした明るく美しい文章で、よく知っているおはなしがまたちがった魅力をかもしてくれるのがうれしい。

ペローやグリムやアンデルセンなどの昔から親しまれ続けている童話というのは、絵も文章(ストーリー)もさまざまなヴァージョンがあるので、その時々で読みくらべたり、自分だけのお気に入りをみつけるのもいいですね。

(原題『DER GESTIEFELTE KATER』)
Author: ことり
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『ブレーメンのおんがくたい―グリム童話』〔再読〕 ハンス・フィッシャー、(訳)せた ていじ

ロバとイヌとネコとオンドリが町の楽隊にはいろうとそろって出かけますが、途中で日が暮れて、やっとたどりついたのはどろぼうの家でした。
のびやかに描かれたグリムの昔話絵本。

ハンス・フィッシャーさんが描きだす、ブレーメンの音楽隊。
たっぷりとまっ白い空間を、かろやかなペン画が楽しそうに踊っています。
愛らしい雰囲気とごきげんな色づかい。年老いた動物たちが仲間になって力をあわせ、すかっとあかるい気もちにさせてくれるおなじみのメルヘン。
ストーリーやイラストはもちろんのこと、耳にここちよい訳文、ほっこりとかわいい見返し・・・どこをとっても、絵本としてパーフェクトだと思うの。

(原題『Die Bremer Stadtmusikanten』)
Author: ことり
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『こねこのぴっち』〔再読〕 ハンス・フィッシャー、(訳)石井 桃子

りぜっとおばあさんのおうちで暮らす、たくさんの仲間たち。
そのなかで一ばんちいさい黒ねこのぴっちは、好奇心旺盛できかんぼう。みんなとおなじことをするのがだいきらいでした。ある日、ぴっちはほかのきょうだいたちとはちがうことをして遊びたいと思いました・・・。

私の大好きな大好きな絵本です。
いきいきとみごとなタッチの可愛い絵も、柔らかな語り口もたまらなく好き。
こねこのぴっちが、ねこ以外の動物にあこがれておうちを出ていきます。おんどりになりたがったり、やぎになりたがったり、あひるになりたがったり・・・でもどれもうまくいきません。だって、ぴっちはねこだもの。
そして・・・、すごーくこわい思いをして、そのあとみんなにすごーーく甘やかされて、ぴっちは知るのです。けっしてほかのものになんかなれないって。みんながいる‘ここ’が一ばんだって。
ページいっぱいにちょこちょこと動きまわる黒ねこぴっちの、このしぐさ、この表情!なんともいえない愛くるしさはもう反則!です。

(原題『Pitschi』)
Author: ことり
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