『いつかはきっと・・・・』 シャーロット・ゾロトフ、(絵)アーノルド・ローベル、(訳)やがわ すみこ

評価:
シャーロット・ゾロトフ
ほるぷ出版
¥ 945
(1975-10-25)

いつかは ね
いつかは きっと そうなるんだわ・・・

学校のみんなにきれいな髪をほめてもらう、
おにいちゃんの友だちにレディとして紹介される、
バレエもピアノもじょうずにできる、
つまんない時には「どさっとひとはこ」大好きな本が届く――・・・
女の子の夢がぷくぷくいっぱいにつまっている絵本です。
ゾロトフさんのかわいいおはなしに、ローベルさんのガーリーな絵、そして矢川さんのすてきな翻訳。ページをめくるたびに、うふっと幸せな気持ちになれました。

ちいさな女の子と、そしてかつての女の子に。

(原題『SOMEDAY』)
Author: ことり
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『パリのおつきさま』 シャーロット・ゾロトウ、(写真)タナ・ホーバン、(訳)みらい なな

評価:
シャーロット ゾロトウ
童話屋
¥ 1,680
(1993-11)

おかあさんのおみやげ話――パリでみつけたすてきなものもの。
まぶしいばかりの太陽の光、洗練されたパリの街の空気がパシャリ、パシャリと切りとられていくおしゃれな写真絵本。

小鳥の声で目覚める朝、花ざかりのマロニエの樹、セーヌ河の金色の水面、群がる鳩たちに半分うずもれそうになりながらえさをやるおじいさん、フランスパンを無造作にかかえて歩くパリジェンヌ、公園の片すみのメリーゴーランド、夜の魔法をいろどるお月様――・・・街そのものが芸術、といった感じのパリ。
ながめていると家族旅行や新婚旅行で訪れたときの思い出がよみがえって、きゅんとうれしくなりました。
欲をいえば、もうすこし生活感のある‘ふだん着のパリ’が楽しめてもよかったかな。

(原題『THE MOON WAS THE BEST』)
Author: ことり
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『ねえさんといもうと』 シャーロット・ゾロトウ、(絵)マーサ・アレキサンダー、(訳)やがわ すみこ

いつまでも妹の世話をやこうとする姉。
そんな姉からそっと逃げだした妹。
姉が妹を捜すなかで、互いの繊細な感情の一面を知りあい、幼い2人は深い姉妹愛に結ばれていきます――。

なんて清冽でやさしく、みずみずしいおはなしでしょう。
どこまでも妹思いのねえさんは、妹のためになんでもしてくれます。なんでも知っているし、なぐさめてくれるし、あぶないことから守ったりもしてくれる。ほんとうにたよりになるおねえさん。
でも、あるひ いもうとは ひとりになりたくなったのです。
うちを出てひとりになった妹は、野菊のしげみのなかで・・・?
はらはらと風にほどけてゆきそうに可憐な鉛筆画には、若草色と桜色。心がすうーっとうるおう繊細な絵本です。

(原題『Big Sister and Little Sister』)
Author: ことり
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