『宇野亜喜良―少女画 六つのエレメント』 宇野 亜喜良

宇野亜喜良の多岐にわたる仕事のなかから、装飾性、物語性、細部へのこだわりといった新たな切り口から、女性好みのモチーフを多く取り上げ、その魅力を紹介。
江國香織、穂村弘特別寄稿。書き下ろし作品掲載!

煌びやかでロマンティックな宇野亜喜良さんの美しい世界が広がっています。
いつも私をたまらなくゾクゾクさせる、あの濡れたような官能、うつろでアンニュイな少女の表情。のびた腕が枝になったり、ほろほろこぼれる涙が碇になったり・・・その流れるようなイメージの変容にも見惚れてしまいます。
たっぷりの遊び心、物語をたずさえた詩的な発想は、いったいどこからやってくるのでしょうか。
1950年代から広告ポスターなどで活躍されているという宇野さんの、初期の作品や過去のインタビューなどもたくさん掲載されていて、彼の優雅な幻想の深淵に触れることができます。

穂村さん、江國さんの特別寄稿も楽しめました。
江國さんの「宇野さんの絵は、物語のスピリットを濃く煮つめたシロップそのもの」という表現は、まったくぴったりだと思う。
Author: ことり
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『奥の横道』 宇野 亜喜良

評価:
宇野 亜喜良
幻戯書房
¥ 2,625
(2009-05)

寺山修司、横尾忠則らとともにアヴァンギャルドの旗手として一時代を牽引した日本を代表するイラストレーターが、一週間をエッセイとイラストレーションで描き俳句で切り取る、画期的な試み。
華麗なる交流、創造の源泉、多彩な趣味が溶け合う“現在”と“記憶”の幸福な螺旋――。

俳句×イラストレーション×エッセイ。
五・七・五のことばのなかにとじ込められた官能と、色っぽく艶やかなイラスト世界(ほんとうにうっとり・・・ため息もの!)を堪能しつつ、たくさんの文化人たちとの交流ばなしが愉しめる本です。
今江祥智さんや寺山修司さんなどファンにはおなじみの面々から、黒川紀章さん、谷川俊太郎さん、金子國義さん・・・などなども登場。江國滋さん(香織さんのお父様)について書かれた章もあって、興味深く読みました。

絵心だけでなく文才もある宇野さんは、エッセイはもちろん俳句もとてもすてき。
俳号は「左亭」。サウスポーだから、なのだそうです。

あの海はメロンソーダと少女言い   左亭
Author: ことり
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『少女からの手紙』 宇野 亜喜良

評価:
宇野亜喜良
書苑新社
¥ 1,680
(2009-03-19)
世界じゅうを旅する架空の少女から送られてくる45の絵葉書き。
消印はすべて、BONJOUR TRISTESSE――悲しみよこんにちは郵便局。
もの憂げな少女、おちゃめな少女、コケティッシュな少女、エロティックな少女。
うつろな瞳、いたずらっこの瞳、するどい瞳、諦めたような瞳・・・恋をしている瞳。
思わずひとり占めしたくなっちゃうほど、素敵な本。もう、だ〜い好き。
素敵すぎて、私はほとんど恍惚としてしまうのです。

王様とロバと私
あしたはみんな死ぬ
王様は退屈で
ロバは病気で
私は恋で

ときは五月


サイン本です↓
Author: ことり
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『白猫亭―追憶の多い料理店』 宇野 亜喜良

評価:
宇野 亜喜良
小学館
¥ 1,680
(2004-10)
鬼才・宇野亜喜良が描く、失われた恋の記憶。
「LOVE? 質問はひとつ、答えは1万通り」。追憶の波止場にある料理店・白猫亭を舞台に繰り広げられる、甘く切ないラブ・ファンタジー。
麗しいマダムが、御来店をお待ちしております。
Author: ことり
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